佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
書評掲載回数:13 回
このサイトで書かれた書評
2010 15:12 |
「主婦パート 最大の非正規雇用」本田一成
(約2100字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
非正規雇用をめぐる議論は非常に多いわけですが、主婦パートについての分析や政策論があまりなかったように思います。「クビになったら直ちに家を失う単身派遣労働者」などのほうが、絵的にもインパクトがあるので、メディア等ではどうしてもそちらに注目が集まる一方、主婦パートが抱える問題にはあま・・・[続きを読む] |
2010 14:20 |
「融解連鎖」風間直樹
(約1200字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
東洋経済の敏腕記者、風間直樹さんの新著で、前作「雇用融解」の続編的な本です。前作の評価が非常に高かったため、今回はどうかな…と思って読んでみると、さすが、まったく期待を裏切りません。読んで損はない本だと思いました。労働者、経営者、組合など、労働をめぐる諸問題の当事者へのくい込み具・・・[続きを読む] |
2010 13:36 |
「地域の力―食・農・まちづくり」大江正章
(約600字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
ジャーナリスト兼出版社経営をされている大江正章さんが、元気な日本の地域とその取り組みを紹介している本です。地方の衰退が叫ばれて久しいですが、本書では、「食と農」を中心に、たくさんの活気ある地域の事例がでてきて、希望が湧いてきます。それらの多くは、地域にもともとある資源を生かした、・・・[続きを読む] |
2010 18:00 |
「世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか」菅原琢
(約1400字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
気鋭の政治学者による、世論調査のデータ分析です。メディアや評論家、そして政治家自身など、「政治のプロ」が陥りがちな間違いを、精緻な議論によって正しております。「大敗した2009年の総選挙においても、農村部では自民党は健闘した」という評価は多かったですが、これを著者は過大評価としま・・・[続きを読む] |
2010 17:08 |
「教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ」本田由紀
(約1200字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
最近は雇用に関する政策提言の取りまとめに没頭しているのですが、そうなると必然的に学校教育の問題にも関心が向かわざるを得ません。これまでは正社員という“通常ルート”に乗れば一から教育を受けることができたので、学校教育において「仕事に役に立つ」という観点はあまり重視されてこなかったよ・・・[続きを読む] |
2010 18:49 |
「鳩山政権の一〇〇日評価」工藤泰志編
(約600字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
マニフェスト評価で有名な「言論NPO」がまとめた、鳩山政権発足後100日時点での政権運営に対する評価結果です。「経済政策」「雇用政策」など、全部で12項目について、100点満点で採点し、具体的な項目についての解説も詳しく書かれています。それらの総合得点は…36点とかなり手厳しく、・・・[続きを読む] |
2010 21:23 |
「官邸崩壊 安倍政権迷走の一年」上杉隆
(約800字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
2年とすこし前に出版された、気鋭のジャーナリストによるルポです。政治の問題を考えるにあたり、この十年ほどの政治のおさらいをしようと思い、とりあえず手元にあったこの本を読んでみました。本当にスキャンダルが多かった政権だなあと改めて思いました。出てくるもので主なものは以下のとおりです・・・[続きを読む] |
2009 10:56 |
「人口減少と日本経済」樋口美雄、津谷典子編
(約700字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
前回のエントリーで書いたように、日本の経済成長に対して悲観的な見方をする方が多い原因に、人口減少があると思います。もちろん、人口減少自体は大変大きな問題なのですが、「人口が減るから何をやっても無駄」とあきらめてはいけません。「人口成長率の低下は労働力人口率の低下となって、経済成長・・・[続きを読む] |
2009 15:07 |
「経済成長って何で必要なんだろう?」芹沢和也・荻上チキ編
(約800字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
タイトル通り「日本には経済成長が必要」なことを主張した本です。「当たり前じゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし経済成長自体を否定する言説は論壇では普通に出てきますし、日本はもう成長できないというふうに思いこんでいる人が(政治家を含めて)多いことも事実で、改め・・・[続きを読む] |
2009 18:33 |
「生活保障 排除しない社会へ」宮本太郎
(約700字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
近年、日本人の「生活」を安定させてきた各種システムのあちこちで綻びが出て来ていると指摘されます。民主党が「政治とは生活である」というスローガンを掲げて大勝したことは、その認識が一般の生活者にかなり広く実感として感じられているということを示しているのかもしれません。本書は、そうした・・・[続きを読む] |
2009 16:30 |
「労働市場改革の経済学」八代尚宏
(約1700字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
昨年の「派遣切り」以降続く、雇用における正規・非正規の問題はまだまだ全く決着がついていません。現在、政府与党内では派遣法や有期雇用のルールについて検討中であり、その動向には注目する必要があります。本書は、現在の問題の中心を、正社員と非正社員の間の「労・労対立」ととらえ、その問題解・・・[続きを読む] |
2009 10:10 |
「技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか」妹尾堅一郎
(約1100字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
90年代以降、日本の製造業において、技術的には先行して優位に立っているのに、次第にシェアを奪われていくというケースが続出しています。DRAM、液晶パネル、DVDプレイヤーなどなど…。本書ではタイトル通り、なぜ技術的には優位にあるはずの日本が負けていくのかについて分析しています。3・・・[続きを読む] |
2009 13:00 |
「プレゼントの経済学」ジョエル・ウォルドフォーゲル
(約700字) - 佐藤孝弘、怒涛の読書日誌@東京財団
献本いただきました。ありがとうございました。この本、サブタイトルは「なぜ、あげた額よりもらう額は少なく感じるのか?」です。クリスマスをはじめとして、様々な場面で贈られる「プレゼント」。あげた人が思っているほどもらった人は満足していない、というのがこの本の中心となる議論です。著者は・・・[続きを読む] |














