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ブロガーの本棚

Silva Speculationis

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書評掲載回数:19 回

このサイトで書かれた書評

06/29
2010 13:44
アウグスティヌスとトマス・アクィナス
アウグスティヌス再び (約600字) - Silva Speculationis

ジルソン/べーナー『アウグスティヌスとトマス・アクィナス』(服部英次郎・藤本雄三訳、みすず書房、1981-2010)。ジルソンのビブリオグラフィーでこのタイトルのものは見あたらないなあ、と思っていたのだけれど、これ、なんと『キリスト教哲学』(1954)からの抄訳だった。なあんだ。・・・[続きを読む

06/17
2010 14:40
ローマの遺産―“コンスタンティヌス凱旋門”を読む
「ローマの遺産」 (約800字) - Silva Speculationis

フェデリコ・ゼーリ『ローマの遺産–<コンスタンティヌス凱旋門>を読む』(大橋喜之訳、八坂書房)を眺めている。美術史家ゼーリの講義録。見事な博学をおなじみ大橋氏の訳業で。これはなかなか贅沢な読書かもしれない(笑)。ローマにあるコンスタンティヌス凱旋門を読み解くという趣旨・・・[続きを読む

06/12
2010 14:09
声と文字 (ヨーロッパの中世 第6巻)
「声と文字」 (約600字) - Silva Speculationis

。うーむ、これまた、中世の言語状況や文字状況を扱った名著かも(笑)。前半はカロリンガ・ルネッサンスの周辺を、二カ国語併用状況(ラテン語と俗語)という観点で整理するもの。特に文字使用の問題が中心的テーマになる。でも、あまりほかでは扱われない(気がする)、イングランドのアルフレッド王・・・[続きを読む

05/27
2010 14:58
カントの人間学
「カントの人間学」 (約800字) - Silva Speculationis

を読む。フーコーの国家博士取得のための副論文だということだけれど、いや〜、これもなかなか面白い。カントは『批判』三部作があまりに有名なせいか、その後の『実用的見地における人間学』などはどこか影が薄い(苦笑)感じがするけれど、実はこれが『批判』と密接な関係にあり、しかもそのパースペ・・・[続きを読む

カテゴリ:思想 人文 |書名:カントの人間学|著者:ミシェルフーコー
05/17
2010 14:25
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
テルマエ・ロマエ (約700字) - Silva Speculationis

噂だけ聞いていたのだけれど、実際に読んでみた……で、噂にたがわず、このギャグマンガはなかなか笑える(笑)。しかもちょっとラテン語の勉強にもなるというおまけつき(笑)。。五賢帝時代のローマで建築技師をやっているルシウスが、毎度風呂でおぼれかけると、そこはなんと現代日本の風呂にタイム・・・[続きを読む

04/11
2010 14:27
ドゥルーズと創造の哲学 この世界を抜け出て
久々にドゥルーズ論 (約700字) - Silva Speculationis

ピーター・ホルワード『ドゥルーズと創造の哲学–この世界を抜け出て』(松本潤一郎訳、青土社)。まだ2章めの途中までだけれど、わー、すでにしてこれはなんというか、個人的には読む快楽を味わうことができる一冊。ドゥルーズ哲学の全体像を「創造」をキータームにしてわしづかみにしよ・・・[続きを読む

04/07
2010 14:29
グノーシス主義の思想―“父”というフィクション
「グノーシス主義の思想」 (約600字) - Silva Speculationis

大田俊寛『グノーシス主義の思想–<父>というフィクション』(春秋社、2009)を読み始める。まだ2章目までだけれど、これ、ぐいぐいと引き込む力をもった、なんとも鮮やかな整理が滅法印象的。こんなりすっきり整理されてよいのかしら、と思えるほど。なにやらチャートっぽい感じと・・・[続きを読む

03/28
2010 13:32
異端者の群れ―カタリ派とアルビジョア十字軍
「異端者の群れ」 (約700字) - Silva Speculationis

渡邊昌美『異端者の群れ–カタリ派とアルビジョア十字軍』(八坂書房、2008)を読み始める。これ、もとは1969年に刊行されたものだとか。ほぼ40年経っての再版とは、なんとも幸福な書籍だし、こちら読者にとっても僥倖。八坂書店のこうした再版シリーズ(とは銘打っていないが)・・・[続きを読む

03/10
2010 08:27
西洋挿絵見聞録―製本・挿絵・蔵書票
「西洋挿絵見聞録」 (約700字) - Silva Speculationis

を最近ゲット。早速ルネサンス編とロココ編をざっと読む。著者は洋古書蒐集家として知られる人物(2008年に急逝されたそうだ)。ルネサンス編では、とりわけ小型本の嚆矢となったという出版人アルドゥス・マヌティウスが話題の中心。イタリック体の考案者でもあるのだという。書物を一気に大衆化・・・・[続きを読む

02/28
2010 13:46
中世の狂気―十一‐十三世紀
中世の狂気 (約800字) - Silva Speculationis

ミュリエル・ラアリー『中世の狂気–十一〜十三世紀』(濱中淑彦監訳、人文書院)をやっと読み始める。とりあえず序論から第二章まで。うーむ、聞きしに勝る博覧というか、繰り出される史料が多岐・広範にわたり、中世史内部での研究分野横断的な論考になっている観じだ。なかなかに小気味・・・[続きを読む

02/03
2010 13:46
大学の起源
大学の起源 (約600字) - Silva Speculationis

をさっそく見てみた。おー、いきなり冒頭でサレルノの医学大学や、ボローニャ大学の話が出ている。サレルノはボローニャよりも古いといい、後者はローマ法の復活ということで法学部が重要な地位を得ていたらしい。確かに後には、司教座聖堂学校から転じたらしいパリ大学が模範のようになって、神学が最・・・[続きを読む

11/01
2009 14:45
四次元主義の哲学―持続と時間の存在論 (現代哲学への招待―Great Works)
四次元主義…… (約600字) - Silva Speculationis

中世の存在論とか個体化論などのはるかなる延長線ということで、現代の分析哲学系の形而上学も気になるのだけれど、これはこれでなかなか手強そうではある。そんなことを改めて感じさせるのが、。まだ読み始めたばかり(2章まで)なのだけれど、時空的変化を踏まえた存在論という感じの基本スタンスを・・・[続きを読む

10/27
2009 12:10
バスティード―フランス中世新都市と建築
バスティード研究本 (約600字) - Silva Speculationis

基本的に地図とか図面とか見るのが好きなのだけれど、そういう意味でもこれはとても楽しい一冊。伊藤毅編『バスティード―フランス中世新都市と建築』(中央公論美術出版、2009)。雑誌大の大型本で、写真や図面などを多数収録した「見て楽しい」研究書。前半はバスティードの総体を多角的に論じる・・・[続きを読む

10/17
2009 12:23
分類思考の世界 (講談社現代新書)
分類思考 (約600字) - Silva Speculationis

相変わらずの養生中。そんなわけで、いろいろな作業は中断中。本読みも滞りがち。そんな中、を読む。連載がベースということだが、各章の頭にそれぞれ枕が配されているのはそのため(ちょっと多すぎる嫌いもないわけでは……)のよう。前の『系統樹思考の世界』よりも、どこか散漫な感じがするのもその・・・[続きを読む

10/05
2009 11:00
ニュートンの宗教 (叢書・ウニベルシタス)
ニュートン…… (約600字) - Silva Speculationis

を読み始める。ざっと本文の半分ほど。本文の後には補遺としてニュートンの論考の断片、手稿が続く。これらを通じて、ニュートンが宗教をどう自分のものにしていたか、宗教とどう(深く)関わっていたかを、通俗的な伝説排する形で(ニュートンが若いころから真摯に宗教に向き合っていた姿を描こうとし・・・[続きを読む

09/08
2009 11:58
劇場のイデア
劇場のイデア (約700字) - Silva Speculationis

を読み始める。いやー、これを邦訳で読めるというのは素晴らしい。本文とともに、後半を占める訳者による解説もしくは論考も並行して読み進める。カミッロの生涯から始まって研究史、彼が構想した「記憶の劇場」の構造などを順にめぐっていくもの。古代や中世への参照はあまりないけれども(それがあれ・・・[続きを読む

カテゴリ:アート・建築 |書名:劇場のイデア|著者:ジュリオカミッロ
08/24
2009 11:29
チェーザレ 7―破壊の創造者 (KCデラックス)
『チェーザレ』7巻 (約800字) - Silva Speculationis

先日、出先の本屋に行ってみたら、普段新刊の売れ筋本が並んでいるコーナー(この間まで『1Q84』とかが並んでいた)が、すべてコミックの新刊になっていた。『のだめ』(いよいよ佳境っすね)とか『神の雫』(これは読んでいない。発酵ものというと『もやしもん』のビール編を堪能したばかり)……・・・[続きを読む

08/12
2009 09:53
レオナルド・ダ・ヴィンチの食卓
レオナルドの食卓? (約600字) - Silva Speculationis

。レオナルドが当時どういう食事を取っていたのかをめぐる、「想像の旅」(オビから借用)。学術的な研究書ではなく、料理研究家のエッセイという感じなのだけれど、レオナルドの手稿から料理に関係していそうな拾っていくとか、とても手作り感あふれる探求のアプローチが好ましい。個人的にはこういう・・・[続きを読む

07/27
2009 13:06
ザナドゥーへの道
「ザナドゥーへの道」 (約600字) - Silva Speculationis

。つらつらと読むつもりが、いつのまにか一気読みに(笑)。エッセイと短編小説の中間のような形式で、中世から現代までの東西交流の様々な要衝(年代的・場所的)をめぐっていくという、カレイドスコープのような珠玉の連作。これは一気読みになるでしょう、どうしたって(笑)。軽やかな筆致で綴られ・・・[続きを読む

カテゴリ:文芸 |書名:ザナドゥーへの道|著者:中野美代子