本読みな暮らし
書評掲載回数:162 回
このサイトで書かれた書評
2010 15:08 |
いのちのパレード
(約700字) - 本読みな暮らし
この著者の本は、読んでみるまでどんなテイストの本なのか分からない。ミステリー、ホラー、コメディ、ハートフル?ジャンルさえ多岐にわたっていて予想がつかない。そして本書は、どのジャンルとも言い難い物語が15編収録された短編集。読み終わって、少し背筋が冷えたり、何とも言えないモヤモヤが・・・[続きを読む] |
2010 23:43 |
gift(ギフト)
(約600字) - 本読みな暮らし
もう1年以上楽しく過ごさせていただいている本好きのためのSNS「本カフェ」で読書会が催され、その指定図書になっている本。著者の作品を読むのは本書が初めて。と言うか、お恥ずかしいことに名前にも心当たりがなく、もちろん日本SF大賞や三島由紀夫賞などを受賞されたことも知らなかった。短編・・・[続きを読む] |
2010 15:08 |
我らの罪を許したまえ
(約600字) - 本読みな暮らし
13世紀の終わりごろのイタリア、フランスを舞台とした歴史ミステリー。13世紀のヨーロッパは中世のただ中にあり、キリスト教信仰の全盛期で教会が強大な力を持っていた。本書でも、異端審問や十字軍の遠征などが、物語のキーファクターとなっている。物語は3つの話が並行して進む。1つ目は、南フ・・・[続きを読む] |
2010 23:56 |
日本人へ リーダー篇
(約2100字) - 本読みな暮らし
本書は、月刊誌「文藝春秋」の2003年6月号から2006年9月号までに連載された、著者のエッセイ40編をまとめた新書。最初の記事は「イラク戦争を見ながら」。その年の3月に米国がイラクに侵攻した。最後の記事は「「免罪符」にならないために」。小泉元総理の勇退を飾った「サンクトペテルブ・・・[続きを読む] |
2010 18:01 |
ペンギン・ハイウェイ
(約1100字) - 本読みな暮らし
「また1つ、著者の新しい引き出しが開いた」そんな感じがした。本書は著者の最近刊。月刊誌に2007年から2008年にかけて掲載したものに大幅に加筆したそうだ。著者は「太陽の塔」「四畳半神話体系」で、臭うような腐れ大学生を描いて登場し、「きつねのはなし」「宵山万華鏡」で妖かしの京都を・・・[続きを読む] |
2010 01:01 |
マクダフ医師のまちがった葬式
(約600字) - 本読みな暮らし
「ペニーフットホテル」シリーズの第3弾。第1弾「ペニーフットホテル受難の日」では、ホテルの屋上庭園からの墜落死亡事故があり、第2弾「バジャーズ・エンドの奇妙な死体」では、全身が青く変色して人が死ぬという怪事件が起きた。そして今回は「葬式で棺を改めてみたら別人の死体が入っていた」。・・・[続きを読む] |
2010 17:43 |
消えた錬金術師 レンヌ・ル・シャトーの秘密
(約1000字) - 本読みな暮らし
訳者あとがきによると、本書は著者のデビュー作で、2007年3月に英国で発売され大ヒット作となり、その後18言語に翻訳、30か国で発売されたそうだ。また、公開日もキャストさえ未定ながら映画化が決定している。そして著者は、主人公ベン・ホープが活躍する5部作を早くも書き上げ、既に次のシ・・・[続きを読む] |
2010 15:51 |
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
(約1100字) - 本読みな暮らし
R+(レビュープラス)様にて献本いただきました。感謝。今回は、発売直前の先行レビューということで、全300ページの本の内187ページまでのゲラ(再校紙)を送っていただきました。「ハイコンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」の著者の新刊。前著では時代が「情報化の時代」から「コン・・・[続きを読む] |
2010 17:38 |
大きく考えることの魔術
(約800字) - 本読みな暮らし
出版日:1970年7月25日初版第1刷発行2004年9月25日新訂初版第1刷発行本書の内容は、著者によるまえがきでうまく説明されている。大きく考えれば「幸福の点で」「成功の点で」「収入の点で」「友人の点で」「人に尊敬される点で」大きく生きられる。もう少し具体的に言うと、何かをする・・・[続きを読む] |
2010 23:24 |
これから「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学
(約1200字) - 本読みな暮らし
NHK教育で先日最終回が放送された「ハーバード白熱教室」という番組の内容をベースにした政治哲学の本。番組の方は、視聴率がどのぐらいあったのかは分からなかったが、良い評判を方々で聞く。日曜日の午後6時という多くの家庭では「くつろぎの時間」と思われる時間帯の教育テレビで、政治哲学とい・・・[続きを読む] |
2010 18:52 |
卑弥呼の正体 虚構の楼閣に立つ「邪馬台」国
(約2400字) - 本読みな暮らし
著者は、古代北東アジア史を専門とする比較文献史家。詳しい経歴は分からないのだが、大学や研究施設には属さず、在野で研究を続けたようだ。その研究が半端ではない。中国の史記、漢書、後漢書などの「正史」24史を含む総数289冊3668巻の文献を原書、原典に当たって調査したそうだ。生涯をこ・・・[続きを読む] |
2010 14:07 |
カクレカラクリ
(約600字) - 本読みな暮らし
著者の作品を読むのは、昨年の夏に「スカイ・クロラ」シリーズの謎解きのために精読して以来9か月ぶり。面白そうな作品がたくさんあるのだけれど、「謎解き」に疲れてしまった後遺症のような感じで何となく敬遠してしまっていた。リハビリではないけれど、できれば楽しくて軽い読み物がいいなと思って・・・[続きを読む] |
2010 23:30 |
王国の鍵4 戦場の木曜日
(約700字) - 本読みな暮らし
月曜日から始まって日曜日に終わる7冊シリーズの4冊目の木曜日。ちょうど折り返し地点になる。サーズデーは「大迷路」の管財人。そして彼は、世界の中心に位置すると言われている「ハウス」の軍隊を指揮する司令官でもある。大迷路は「無の虚空」と山脈を挟んで接していて、無から生まれる化け物であ・・・[続きを読む] |
2010 21:14 |
マークスの山
(約700字) - 本読みな暮らし
著者の代表作とも出世作とも言われる作品、1993年上半期の直木賞受賞作。本書は文庫化にあたって大幅に改稿したそうだが、私は単行本の65版(!)で読んだ。さまざまな文学賞や「このミステリーがすごい」などで名前を見るし、読書ブログで取り上げる方も多い。「Millefleurs~千の花・・・[続きを読む] |
2010 18:42 |
床下の小人たち
(約800字) - 本読みな暮らし
英国ファンタジーの名作ながら、「指輪物語」や「ナルニア国物語」ほどには知られていなかったように思う。しかし、昨年末ぐらいから話題になることが飛躍的に増え、あと1ヶ月すれば状況はガラッと変わっているだろう。本書を原作としたスタジオジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」が、7月17日・・・[続きを読む] |
2010 15:04 |
ローマで語る
(約1000字) - 本読みな暮らし
塩野七生さんの対談集。そして対談相手のアントニオ・シモーネさんは、塩野さんの息子さんだ。実に異色の著作と言うべきだろう。塩野さん自身が、巻頭で何よりも最初に「最初にして最後」と書かれたことからも、「これは特例中の特例」という意識が伝わってくる。「特例」が実現した裏には、編集者の勧・・・[続きを読む] |
2010 01:05 |
蝦蟇倉市事件1
(約800字) - 本読みな暮らし
1970年代生まれの作家陣による珠玉の競作アンソロジー第1弾。伊坂幸太郎、道尾秀介、大山誠一郎、伯方雪日、福田栄一の5人が筆を執っている。すでに第2弾も出ていて、そちらは6人の作家さんが名を連ねる。合わせて11人の個性が楽しめる企画だ。企画と言えば、本書はただ5人の短編を1冊にし・・・[続きを読む] |
2010 20:47 |
フォーリン・アフェアーズ リポート 2010年5月号
(約1000字) - 本読みな暮らし
本誌は、米外交問題評議会(CFR:TheCouncilonForeignRelations)が発行する国際政治経済ジャーナルの日本語版。CFRは非営利の外交問題のシンクタンクで、米国内でどのような位置付けにある組織・雑誌であるのか私は分からないのだが、日本語の公式サイトを見ると、・・・[続きを読む] |
2010 00:22 |
王国の鍵3 海に沈んだ水曜日
(約700字) - 本読みな暮らし
「王国の鍵」シリーズ第3弾。主人公アーサーの相手は、これまでにマンデー、チューズデーと来て、今回はウェンズデー。そう、水曜日のウェンズデー。創造主が造った世界の中心にある「ハウス」は7つの部分に分かれていて、それぞれに管財人がいる。ウェンズデーは「果ての海」と呼ばれる場所の管財人・・・[続きを読む] |
2010 16:20 |
七王国の玉座 氷と炎の歌1(上)(下)
(約1000字) - 本読みな暮らし
本書は上下巻それぞれ450ページあり、色使いが鮮やかなこともあって、書棚に並んでいると背表紙だけでも存在感がある。それで手にとってみたのだけれど、開いてみて紙面が通常より一回り小さい文字の2段組であることに気付き、さらに圧倒される。これを読み通すことができるのだろうか?不安を感じ・・・[続きを読む] |





















